USB PD 急速充電チェッカー
この充電器とケーブルの組み合わせで USB Power Delivery(急速充電)が使えるか判定します。
1充電器のコネクタ形状
2充電器の USB PD 対応バージョン
充電器の箱・本体刻印・メーカーサイトで確認できます。「PD 65W」など出力表記があれば PD 対応です。
3充電器の定格出力
充電器の箱に記載されている最大出力
4ケーブルの種類
「E マーク」はケーブル内部の識別チップです。パッケージに「5A」「100W」「E-Marked」と記載があれば該当します。
よくある質問
- USB-A の充電器でも「急速充電」と書いてあるが?
- USB-A 対応の急速充電は Qualcomm Quick Charge(QC)や Huawei SuperCharge などの 独自プロトコルによるものです。これらは USB Power Delivery(PD)とは別規格であり、 本ツールの判定対象外です。USB PD はより広く標準化された規格で、 特に PC・タブレットへの充電に多く採用されています。
- USB-C to USB-C ケーブルなら何でもいい?
- 見た目は同じ USB-C でも、ケーブルの内部仕様が異なります。3A(60W)対応の標準ケーブルと、 E マークチップを搭載した 5A(100W)対応ケーブルがあります。 100W を超える充電(USB PD 3.1)には EPR 対応ケーブルが必要です。 パッケージの「最大 ●W」または「5A」の記載を確認してください。
- 判定が「OK」でも実際に急速充電されないことがある?
- あります。本ツールは充電器とケーブル側の要件を判定します。 実際の充電速度はデバイス(スマートフォン・PC)側の対応電力にも依存するため、 デバイスが低いワット数しか受け付けない場合は制限されます。
- PPS(プログラマブル電源)は考慮されている?
- PPS は USB PD 3.0 以降に追加されたオプション機能で、電圧を細かく調整して より効率的な充電を行う仕組みです。本ツールはケーブルと充電器の最大電力可否を判定する 目的のため、PPS の可否は対象外としています。
USB PD の仕組みと判定根拠
USB Power Delivery(USB PD)は USB Implementers Forum(USB-IF)が策定した 電力供給規格です。充電器とデバイスが CC(Configuration Channel)ピンを通じて 対応電力をネゴシエーションし、最大の電力で充電を行います。
このネゴシエーションは USB-C コネクタの CC ピン でのみ実現できます。 したがって充電器側・ケーブル両端が USB-C である必要があります。
| 規格 | 最大電力 | 必要なケーブル |
|---|---|---|
| USB PD 2.0 / 3.0 | 100W(20V × 5A) | USB-C – USB-C E マーク(5A) |
| USB PD 3.1(SPR) | 100W(20V × 5A) | USB-C – USB-C E マーク(5A) |
| USB PD 3.1(EPR) | 240W(48V × 5A) | USB-C – USB-C EPR ケーブル |
本ツールの判定ロジックは USB Power Delivery Specification Rev. 3.2(USB-IF)を参照して実装しています。仕様書は USB-IF 公式サイトより無償でダウンロードできます(要アカウント登録)。